Column / PA Checklist
同期ありのライブで
PAさんに事前に伝えること
同期ありのライブでは、本番の前に会場の PA さん(音響担当)へ資料を送っています。どんな資料に何を書いているかを、架空のバンドのサンプルで紹介します。
同期があると、伝えることが増える
同期が入ると、PA さんに伝えることが増えます。いつもの楽器編成や立ち位置に加えて、次の2つの説明が要ります。
- パソコンから、何本の音を会場の卓へ渡すか
- 客席に出す音と、メンバーだけが聞く音をどう分けるか
当日いきなり相談すると、会場の準備が間に合いません。本番の数週間前に資料をまとめて、メールで送っています。
送っている資料と、書いていること
送る資料は、回線イメージ・入出力表、セット図、会場確認事項、セットリストの4つが基本です。ここからの図は、架空のバンドで作ったサンプルです。
回線イメージ・入出力表
音がどこから出て、どこへ行くかを書いた1枚です。いちばん手をかけています。
基本の形は、同期の音を左右2本で会場の卓へ渡すだけです。1本ずつ、中身とどの機材から出すかを書きます。
DI(パソコンの音を卓に送りやすくする箱)を会場で借りたいか、持参するかもここで伝えます。
やってほしいことと同じくらい、やらなくていいことも書きます。たとえば全員イヤモニなら、足元の返しスピーカーは「不要です」と一言添えます。
セット図
ステージの上に、何をどこに置くかを描いた図です。
持ち込む物と、会場から借りる物を書き分けます。ラック(卓とパソコンをまとめた箱)は、アンプの後ろや舞台袖に置くことが多いです。
会場確認事項とセットリスト
会場確認事項は、PA さんに返事をもらいたいことだけを抜き出した紙です。数行に絞ると、読んでもらいやすくなります。
セットリストには、曲順と尺に加えて、全曲共通の注意を一番上に書きます。
設営手順カード
転換が短い日は、置く順番とつなぐ先をカードにして渡します。
クリックを客席に出さない書き方
同期ライブでいちばん避けたいのは、クリック(テンポを刻む音)やガイド(展開を数える声)が客席に流れることです。資料には、それを一言で書いておきます。
入出力表の、渡す線の表のすぐ下に、たとえばこう書きます。
Click は会場FOH(客席のスピーカーの音を作る卓)へ送出しません(当方モニターのみ)。上記に含まれません。
表の下の注記は読み飛ばされやすいので、セットリストの一番上にも同じことを書きます。
会場ごとに確認していること
ライブハウスによって、卓の種類やステージの広さ、提出の形式が違います。資料を送る前に、会場の機材リストや過去のライブ写真を見て確かめています。
- 会場指定の記入用紙があるか。セット図をこちらの形式で出してよいか
- ラックを置ける場所はどこか
- スタンドやケーブルなど、借りたい物があるか
資料はメールで送ります。たとえば次のような形です。
リンクを先に置き、「お願いは◯点です」と結論を書いてから、「ご用意いただかなくてよいもの」をまとめます。
送ったあとに変更が出たら、同じメールに返信する形で、変わった点だけを連絡します。
PA さんとのやり取りも含めて任せたい方へ
こうした資料は、ステージの組み方を決める人が書くのがいちばん早いです。同期の本番オペ(当日の操作)やイヤモニをお受けするときは、資料づくりと会場とのやり取りもこちらで行います。
本番オペは ¥25,000〜、イヤモニは1人 ¥8,000〜(卓・送信機・受信機を持ち込み、イヤホンは各自)です。料金はすべて税込・交通費別です。→ 料金を見る
この仕組み、次のライブから使えます
日程・会場・メンバーの人数を教えてもらえれば、必要なものと費用をお伝えします。機材はこちらで持ち込んで、設営と調整までやります。オケのデータ作りは1曲¥3,000〜、イヤモニは1人¥8,000〜(税込・交通費別)。初回の相談は無料です。
サービスと料金を見る