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Column / Stems

同期用の音源、どう渡す?
ステム書き出しの準備

ライブで同期をやると決まったら、次はオケの元になる音源の用意です。マニピとして受け取っている形と、受け取ったあとにやっている整理をもとに、渡す前にここまでやっておくと話が早いポイントをまとめます。

このページの内容
  1. 音源はどんな形で届く?
  2. 2mix・ステム・パラ、どれで渡す?
  3. 実例:届いた40本のうち、本番で使ったのは21本
  4. 書き出すときは、頭と長さをそろえる
  5. クリックとテンポは、メモがあれば十分
  6. ありがちなミス

音源はどんな形で届く?

届いたデータは、まず曲ごとのフォルダにまとめます。ファイルの名前は、作った人が付けたまま変えません。

名前を変えないのは、あとで元のデータと見比べられるようにするためです。

名前の付け方は人によってさまざまです。たとえばこんな形があります(曲名は仮のものです)。

付け方ファイル名の例
曲名+パート+日付SongA_Drums_1025.wav
番号+パートSongB - STEM - 01 Drums.wav
パート名だけDR STEM.wav/GT1.wav

曲ごとのフォルダに入っていれば、どの形でも困りません。

2mix・ステム・パラ、どれで渡す?

本番で何を別々に動かしたいかで決めます。迷ったらステムで十分なことが多いです。

2mix はオケ全体を左右2本にまとめたもの、ステムはシンセ・コーラスなどグループごとにまとめたもの、パラはトラックを1本ずつ書き出したものです。違いは同期ってなに?で図にしています。

こうしたいなら渡すもの
オケが流せればいい2mix
グループごとに音量を変えたいステム
曲によってパートを抜き差ししたいパラ

細かく分かれすぎていても大丈夫です。受け取ったあと、こちらで役割ごとにまとめ直します。

受け取った音源を、効果音・打楽器・鍵盤・ギター・ベース・コーラス・ボーカルのグループに分けた Ableton Live の画面(曲名などは隠しています)
受け取った音源は、こちらで役割ごとのグループに分けて使います(曲名などは隠しています)

実例:届いた40本のうち、本番で使ったのは21本

曲の制作側から届くデータには、ライブでは使わないファイルもたくさん混ざっています。中には、届いたファイルが40本ある曲もありました。そのうち本番で鳴らしたのは21本です。

届いたデータを、本番で使う分だけに絞る届いたファイル 40本音が入っていない・同じ音・仕上げ前の音を外す本番で使う 21本
40本届いた曲を整理したときの例

外したのは、たとえば次のようなファイルです。

残したファイルは、ステムで持つかパラで持つかを決めました。基準は、本番でそのパートだけ音量を変えたいかどうかです。

パート分け方理由
ギターパラステージで弾くギターと重なるので、曲ごとに音量を変えたり、消したりしたい
ドラム・ベースステム本番で個別に音量を変えない。作った人が決めたバランスのまま鳴らせる
シンセ・効果音ステム同じく個別に変えない。まとめれば本数が減る

パラは細かく調整できる反面、本数が増えます。本数が多いほど、パソコンの負担も、本番前に確認する手間も増えます。

本番で触らないパートは、ステムにまとめておくほうが安全です。

その日に出演しないメンバーのパートも、消せるように分けておきます。外したファイルは元のデータに残っているので、あとから必要になれば戻せます。

渡す側は、自分で選ばなくても大丈夫です。届いたものを全部送っていただければ、こちらで本番用に絞ります。そのときに「この曲はギターを2本重ねている」「サビだけコーラスが増える」のようなメモが1枚あると、確認がかなり早くなります。

書き出すときは、頭と長さをそろえる

いちばん大事なのは、全部のファイルを同じ位置から、同じ長さで書き出すことです。

サビから入るコーラスも、曲の頭からの無音ごと書き出します。こうしておけば、頭をそろえて並べるだけで元どおりに重なります。

全部のファイルを、同じ位置から同じ長さでDrumsBassSynthCho曲の頭(0:00)音がない所も無音のまま残す
途中から入るパートも、曲の頭から無音を含めて書き出す

ほかに気をつけてほしいのは次の3つです。

曲ごとの音量差は、本番前にこちらでそろえます。

クリックとテンポは、メモがあれば十分

クリック(テンポを刻む音)とガイド(「サビ・2・3・4」と数える声)は、こちらで作れます。無理に用意しなくて大丈夫です。

用意する場合は、オケと混ぜずに別のファイルにしてください。客席に出さない音なので、混ざると分けられません。

代わりに、曲ごとに次のメモがあると作業がかなり早くなります。

メンバーが生で弾くパートやメインのボーカルも、捨てずに別ファイルで付けてもらえると助かります。リハで聞き比べたり、来られない人の代わりに鳴らしたりできます。

ありがちなミス

受け取ってから時間がかかるのは、だいたい次の2つです。

どちらも、頭をそろえて書き出し、テンポのメモを付けてもらえれば防げます。

書き出し方が分からない、整理する時間がない、という場合は、データを受け取ってこちらで整えます。ステムで1曲¥6,000、Ableton/Logic を開けばそのまま鳴る形なら1曲¥10,000です。料金はすべて税込・交通費別です。→ 料金を見る

この仕組み、次のライブから使えます

日程・会場・メンバーの人数を教えてもらえれば、必要なものと費用をお伝えします。機材はこちらで持ち込んで、設営と調整までやります。オケのデータ作りは1曲¥3,000〜、イヤモニは1人¥8,000〜(税込・交通費別)。初回の相談は無料です。

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