Column / Rehearsal
リハスタで同期を合わせる
初めての同期リハの手順
同期(パソコンからオケやクリックを演奏と一緒に流すこと)を入れて初めてのリハは、何から確かめればいいか迷いがちです。リハに同行しているマニピ(同期の準備と再生を受け持つ係)の立場から、確かめる順番と時間の使い方をまとめます。
始める前に、決めておくこと
音を出してから決めることが多いと、それだけで時間がなくなります。スタジオに入る前に、次の3つを決めておきます。
- どの曲で同期を使うか。初回は2〜3曲に絞る
- クリック(テンポを刻む音)を誰が聞くか。ドラムだけか、全員か。聞く人はイヤホンが必須です
- オケをイヤホンだけに送るか、スタジオのスピーカーにも出すか
持っていくものも確かめておきます。スタジオの機材は部屋ごとに違うので、足りない物は自分たちで用意します。
- 同期用のパソコンと電源
- オーディオインターフェース(パソコンの音を外へ出す機材)とケーブル類
- クリックを聞く人のイヤホン(必須)
- 曲ごとのテンポと構成のメモ
同期のデータそのものの用意は、同期音源の渡し方にまとめています。
確かめるのは「つなぐ → 鳴らす → 合わせる → 通す」の順
リハでは、この4つを順番に確かめます。前の段階で問題があれば、先へ進まずにそこで直すのが早道です。
つなぐ
オケと、クリック・ガイド(「次はサビ」のように展開を知らせる声)は、別々の出口に分けます。オケはスタジオの卓(音を混ぜる機材)へ、クリックとガイドは聞く人のイヤホンへ送ります。
機種によっては、ヘッドホン端子からもオケと同じ音しか出せません。別々の音を出せるかは、前もって確かめておきます。
鳴らす
音量を下げた状態から、オケ・クリック・ガイドを1つずつ鳴らします。全部まとめて鳴らすと、どこから音が出ていないのか分からなくなるからです。
- オケが、決めた送り先(イヤホン・スピーカー)から出るか
- クリックとガイドが、聞く人の耳にだけ届くか
- 左右が逆になっていないか
音量は、スピーカーとイヤホンで分けて決める
オケの音量は、スタジオのスピーカーから出る音と、イヤホンの中の音を分けて決めます。2つを一度に決めようとすると、なかなかまとまりません。
先にスピーカーの音です。全員で演奏しながら、歌とオケの大事なフレーズが聞き取れるかを見ます。聞こえないときは、オケを上げる前に、アンプの音量や立ち位置も見直します。
次にイヤホンの中です。イヤホンの人は、クリックだけでなく、歌や楽器も聞き取れるかを確かめます。人ごとにクリックとオケの割合を変えたいときは、人数分の音を別々に作れる機材が必要です。
クリックの音色や大きさの決め方は、クリックとガイドの作り方で書いています。
通す前に、曲の頭と切り替わりだけ合わせる
いきなり1曲通すより、合わせにくい所だけを先に練習するほうが早く仕上がります。
- 曲の頭。再生を押す人と、押す合図を決める
- テンポや拍子が変わる所
- オケが止まる所、また鳴り始める所
- MCや曲間から、次の曲へ入る所
クリックを聞くのがドラムだけなら、ほかのメンバーにはスティックでカウントを出します。途中から練習するときも、どこから再生して何拍数えて入るかをそろえます。
通しでは、演奏だけでなく流れも見ます。
- 曲間の長さ。次の曲をすぐ出せるか
- 途中で音量を変える所が、決めたとおりに動くか
- 最後まで、音が途切れずに鳴るか
リハが終わったら、直したい所をその場でメモに残します。「2曲目のサビ前、ガイドが聞こえない」のように、場所と中身を短く書いておくと、次のリハまでに直せます。
初めての同期リハ、任せたい方へ
初回のリハは、つなぎ方と音量の確認に一番時間がかかります。マニピがその場にいれば、バンドは演奏に集中できます。
うちのリハ同行では、クリックの分け方とオケの音量バランスをその場で確かめます。同期データの作成や手直しも頼みたい場合は、前もって内容をご相談ください。
リハ同行は ¥15,000〜、同期データ作成は1曲 ¥3,000〜です。料金はすべて税込・交通費別です。→ 料金を見る
この仕組み、次のライブから使えます
日程・会場・メンバーの人数を教えてもらえれば、必要なものと費用をお伝えします。機材はこちらで持ち込んで、設営と調整までやります。オケのデータ作りは1曲¥3,000〜、イヤモニは1人¥8,000〜(税込・交通費別)。初回の相談は無料です。
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